LUMIX G 20mmF1.7というと2009年に発売されたレンズだそうで
現在は2代目として2013年に更新されたけど
レンズの構成やモーター等は変わっていなかったらしい。

鏡筒やマウントフランジに金属を使用していながら初代よりも軽量化したという。
動画よりのレンズが多い中、唯一の写真よりレンズと言っても過言ではないと思う。
しかしながらAFはC-AFには対応していないのも何とも言い難い。

パンケーキレンズのデザインのため鏡筒は短い
しかし筒の太さは他の単焦点レンズよりも2周り太い。
この辺もちょっとチグハグな気がする。

m4/3のレンズはまだOLYMPUSとPANASONICだけしか持っていない。
しかもLUMIXは現在単焦点だけだ。
そして偶然なのだが全部標準系のレンズ15mmと25mm。
過去にはズームを持っていたけどAFが遅いので手放した。

今回入手したレンズはその隙間を埋めるという訳だ。
_M135964
さてそんな20mmなのだが面白い事に3本共同じ様な写りをする。
レンズ構成は成ったく違う。
レンズ設計のポリシーも違うのに同じ味付けなのだ。

15mmはスナップ系でありLUMIXのボディに付ければ絞り操作がレンズで出来る。
25mmは王道の標準レンズ。
20mmはパンケーキデザインでお洒落系でこれもスナップに物撮りにと幅広い。

15mmと25mmはボケが固く二線ボケの傾向が強い。
残念なことに20mmも傾向は似ている。ただ若干柔らかに感じる。

ピント部分はシャープだ。
これがC-AFに対応していればもっと手持ち近接出来るのだが。
全く動かない訳ではない。遅いけど動く、動くけど信用できない。

現行のレンズは何処もインナーフォーカスを採用しているけど
20mmは全群送り出しで無限遠と近接が短く、中間距離にピントを置くと少々レンズが伸びる。
MACROの様にズッドーンと伸びることはない。

残念な点はフードが無いこと。
逆光耐性はあるけど完全ではない。ハレ切りぐらい出来る程度のフードが欲しい。
LEICAブランドやPROモデルではないので防滴もない。

多くを求めてはいけないレンズ。
価格を抑えつつ描写には拘っているレンズと言うと大袈裟だけど
気軽に楽しめるレンズだということ。

カメラを持ってお散歩してちょっとシャッターを切る。
フラットカメラにこのレンズを付けて写真を楽しむレンズ。
そんなところだ。